●大人の脳活ピアノ
こんにちは!ピアノ講師の鎌田希望です。最近は大人の方がピアノを習い始める方が増えています。
ピアノを弾くことでいろいろな良い効果があります。
両手を使ってピアノを弾き、足はペダルを踏み、耳で音を聞きながら、心でいろいろな事を感じて、表現していくことは、脳を刺激して認知症の予防になると思われます。
普段の生活ではなかなか使われない体を使い、心をフルに動かして表現していくのです。
それは最初は「そんなこと今からでもできるの?」と思う方もいると思いますが、その方のペースにもよりますが、ピアノを習っていくなら少しづつできるようになっていきます。
人間の力って本当にすごいですね~
よく90歳でフルマラソンを走ったとか、80代で大学院を卒業したとか、すごいお年寄りの話を聞きます。
「すごいと思うけど、私は無理だわ」と思ったあなた!
人は思いもしない力を持っていますよ。
ピアノを教えていると、大人の方々のできていく姿に、こちらの方が驚かせられます。
本当にすごいです。
両手を使うこと
認知症の予防には、指先をよく使うのがいいといわれています。
生活の中では無意識に利き手をよく使っていて、利き手の反対の手はあまり使われていなかったりするわけです。
利き手の方が断然使いやすいですもんね~
私は左利きなので右手の登場する場面がほとんどなく、ほっておくとだんだん筋肉が衰えていくのが分かります。
力が入らなくなってくるとピアノに向かい、重点的に右手の練習をします。
そうすることで両手をバランス良く動かしていくことができるのです。
両手をバランス良く使うということは、右脳と左脳をバランス良く刺激していることにもなりますね!
ピアノは両手を使って弾いていくので、右脳と左脳をバランス良く刺激するのにもってこいなのです。
そこに足も使っていきますから、更にいろいろなところを刺激していけますね!
耳で聞く
歳を重ねてくると、耳の聞こえがだんだん悪くなってきます。
何十年も使ってきましたから、弱ってくるのは当たり前です。
それでもよく聞くことを大切にしながらピアノを弾いていくなら、普段は聞き逃してしまうような音も聞くことができるようになるでしょう。
ピアノを弾くと実際には弾いていない音が倍音となって聞こえています。最初はその倍音を聞き取ることが難しいかもしれません。それでも続けて練習していくならいつか聞き取ることができるようになっていきます。
倍音も聞けるようになったら音の世界が広がりますね。
心で感じたことを表現する
大人の方は人生でいろいろな経験をしてきています。
心の中で経験を振り返ってもらい、今までの思い出を思い出しながらピアノを弾くわけです。
この前は「電車」の曲をレッスンしていたのですが、その生徒さんに「電車の思い出」を聞いてみました。
その生徒さんは大きなお子様のいるお母さんでした。
「息子がおもちゃの電車で遊んでいて、遠くから近くに電車を走らせている様子が思い浮かびます」と教えてくださいました。
その生徒さんは、見事に遠くから電車が走ってくる様子をピアノで表現してくれましたよ!心に思いをもって弾くピアノは本当に違ってきます
昔の思い出を思い出すことは、脳の中にある記憶を自分で引き出すことです。
記憶を引き出すときに、その時に感じていた感情も一緒に思い出すことができます。
思い出にその感情をのせるのです。
これはとても良い刺激になりますね。
その感情を胸に、ピアノを弾くことで、演奏が生き生きとしてきます。
不思議ですね~
おわりに
大人のピアノは本当に楽しい時間ですよ。
両手足を使い、耳を澄まして、思い出を振り返りながらピアノを弾いていくのです。
楽しみながら認知症の予防ができます!
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