●のぞみ、音楽の学校に進学する
こんにちは!リトミック講師の鎌田希望です。
ちょっとお恥ずかしいのですが、「のぞみ音楽教室」ができるまでのお話を少しさせて頂きますね。
私は9人の大家族で育ちましたので、生活が大変でお家にピアノもない状態でした。
それでもピアノを習いにいかせてもらっていましたが、練習はほとんどできませんでした。
音楽の学校へ進学を決める
そうこうしてるうち、高校二年生の時進路を決めなければいけないと先生に言われて、どうしようと悩みました。
その時に考えに考えて「ずっと習ってきたピアノを活かして音楽の学校へ行こう!」と決めました。もちろん反対されましたが、私は頑固な性格なので反対を押し切り、勝手に自分で決めました笑
さすがに音大は高いから、音楽の専門学校に進学することにしました。
その時の私は世間知らずで、自分の実力が分かっていなくて、私の力では音楽の学校なんて無理でした。弾ける曲といえば小学生が弾くような曲くらいしか弾けませんでしたから。
それから「音楽の学校へ行きたいので教えてください。」と何人かのピアノの先生に当たりましたが断られました~!悲しかったですが無理もないですね笑
そんな時ある先生が「難しいと思いますが、やってみましょうか!」と言ってくださいました。
その先生のお月謝は1万3000円で、当時の北海道の相場では高めでしたが、私の両親は私の頑固さに折れて、習いに行かせてくれました。
そこから私の戦いは始まりました!
鬼のようにピアノを弾く
学校の授業が終わると、近くにある教会のピアノを貸していただき、毎日4時間の練習。
お休みの日は一日8~9時間弾きました。
雨の日も風の日も、雪の日も弾きました。
それは生活が大変な中応援してくれた両親への感謝と、「難しいと思うけど」と言った先生を見返したいという、熱い想いがそうさせたのだと思います。
長い戦いでした。途中でくじけそうになったこともありましたが、多くの人が応援してくれました。
受験当日
いよいよ受験当日が来ました。できる限りは尽くしたので、後は天に任せることとしました。
試験官が5.6人いたのを覚えていますが、弾いているの記憶は全くありません。
モーツアルトのソナタ。何とか最後まで弾き終えました笑
結果はどうだったでしょうか!
な、なんと!20人中、1番の成績で合格しました‼
1番です‼
先生も「よく頑張ったね!」と褒めてくださいました。見返したかどうかは分かりませんが、あまり褒めない先生でしたので、お褒めの言葉は本当に嬉しかったです。
入学が決まってから、私の両親はピアノを買ってくれました。
多くの人が応援してくれた中での合格だったわけです。本当に感謝しています。
1番の成績で入ったとはいえ、基本がなっていない私は学校に入ってからも苦労しました~
小さなころからの積み重ねとても大切です!
音楽の学校で学んだ二年間
音楽の学校で学んだ二年間は私にとって宝物の二年間でした。
音楽にどっぷりと浸かった二年です。
生活が大変な中、音楽の学校へ行かせてくれた両親に本当に感謝しています。
今こうしてリトミック講師として、音楽の楽しさを皆さんに伝えられるのは、こんな物語があったのです。
音楽をあきらめなくて本当に良かった~。
皆さんも何か夢中になれることがありましたら、どうぞあきらめないで続けてください。続けることで必ず見える世界が変わってきますから。
どうぞあきらめないで続けてください。
札幌市にお住まいの方で、リトミックやピアノにご興味のある方は、ぜひ、のぞみ音楽教室にお問い合わせください。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!