●リトミックできない
こんにちは!リトミック講師の「のん先生」こと鎌田希望です。
リトミック教室に通っているけど、子どもがリトミックできない~
と悩んでいるお母さま、たくさんいらっしゃいます。
周りのお子さまたちはとても楽しそうにレッスンに参加しているのに、うちの子は教室の隅にいてレッスンに入っていこうとしない~
そんな時お母さまは悲しい気持ちになりますね。
よく分かります。
実は、私の子どもも同じでした。
私は恥ずかしくて、穴があったら入りたい気持ちになりました笑
その時の私は、子どもより自分に目がいっていましたね。
自分の気持ちも大切ですが、一番は子どもの気持ちです。
どうしてリトミックができないかを良く観察する必要があります。
良く観察していくと、幾つかの原因に分けられそうです。
1,誰かが気になってできない
2,調子が悪くてできない
3,自分のやりたいことがあってできない
4,リトミックが面白くない
5,先生が嫌い
等々、いろいろな原因が考えられます。
一つ一つ見ていきましょう!
1,誰かが気になってできない
リトミックレッスンはだいたい、何人かのグループレッスンで行います。
小さなお子さまはまだ集団に慣れておらず、周りのお友達や、その友達のお父さまお母さまがいると緊張して動けなくなる事があります。
生まれてから初めて出会う友達なので、どうしたら良いか分からずお母さまの横に隠れてしまいます。
少し怖さもあるのでしょう。
そんな時は、音楽に合わせて動くなんて無理難題です!
先ずはその場所に慣れることから始めます。
何度か通って、少しお母さまに隠れながらも顔を出してくれるようになったら、となりのお友達と1対1で挨拶してみましょう。
そして何度かその子の隣でレッスンに参加して慣れたら、次のもう一人に挨拶してみましょう。
これを繰り返していけば少しづつ集団に慣れてけます。
お子さまは自分とは違うお友達を一人ずつ認識していきます。
一気に情報がたくさんきちゃうと隠れちゃいますね。
少しづつ情報を与えるといいでしょう。
お友達を意識する月齢というのもありますから、うまくいかないときもあります。
人に慣れていけば、子どもは模倣(まね)から学ぶので、友達がやっているのをまねて、一緒にリトミックを楽しめるようになってくるでしょう。
ただ慣れるのに、時間がかかることと、お母さまにとっても大変なストレスになるかもしれないのでそんな時は無理をしないでお休みするのもいいと思います。
2,調子が悪くてできない
お子さまは正直です。
眠かったり、お腹が空いているとリトミックどころではありません。
お母さまに怒られて落ち込んでいる時や、歩いてくるだけで疲れた時も同じですね。
良く体調を整えてレッスンに行かないと、「何もしないで終わってしまった~」なんてことになります。
ただリトミックレッスンの場合、お子さまが何もしていなくても実は目に見えないところが動いていたりします。
ピアノから流れる音楽を耳でしっかり聞いていたり、リズムを感じていたりするのです。
また自分は動かなくて、お友達が動いている姿を見るだけでも能が刺激されています。
調子が悪くて活動できない時は、「この子は今、目に見えない部分を働かせているんだな~」とおおらかな気持ちで横で休んでいるのもいいと思います。
決して無理をしないでください。無理をするとお子さまもお母さまも疲れますから。
リトミックは楽しくないと。
3,自分のやりたいことがあってできない
個人差はありますが、自分の世界をしっかり持っていて、自分のやりたいこと以外は興味を持たないお子さまがいます。
自分の世界を持っているなんて、とても素敵なことですね!
そんな時は無理やりやらせようとするのではなく、一回のレッスンの中でも興味を持ってできる活動だけ参加するのもいいと思います。
お子さまを中心において、リトミックを部分的に取り入れるのです。
講師の方も、お子さまが参加できるように、その子の興味が出る活動を考えてレッスンを組み立てていくと思います。
自分の世界をしっかり持っているお子さまの場合、どのようにその子を伸ばしていったらよいかお母さまと講師がよく話し合ってレッスンを進めていく必要があります。
ですので、お母さまは気になることをどんどん講師に話してみることをお勧めします。
講師はその子が楽しめるようにいろいろ考えてくれますよ!
4,リトミックがおもしろくない
リトミックは本当に素敵な音楽教育ですが、はっきり言って向き不向きがあります。
音楽より体育が好きな子、体育より算数が好きな子。
それぞれに得意不得意があってみんな違ってみんないいです!
想像の世界に入りやすい子、現実の世界で力を発揮する子といろいろです。
リトミックに向いている子はどんどん伸ばしていけますね。
リトミックに向いていない子も、小さな時からリトミックレッスンを続けていくなら、想像力やリズム感、音楽の力が少しづつついていきます。
それは小さな頃にプール教室に行くのと似ています。
プール教室ですが不向きだと分かっていても、子どもの体の機能を鍛えたいと習い続ける方がいますね。
リトミックが不向きでも、体と心を刺激して感情豊かになって欲しいとの思いから習い続けていく。それもいいと思います。
お子さまを一番に考えて頂いて、どうすることがお子さまにとって一番いいのかを決めてあげてくださいね。
5,先生が嫌い
これは正直どうしようもないです。
私たち大人にもどうしても合わない人いますよね~
人間も相性がありますから。
子どもは純粋なので、だいたいの大人を受け入れてくれます!
そんな純粋な子どもが先生を嫌うようでしたら、それはよっぽどのことです。
お教室を変えることをお勧めします。
おわりに
「うちの子、リトミックできない~」と悩む方もいらっしゃると思いますが、できないにもそれぞれに違った原因が考えられます。
お子さまにじっくり向き合い、できない原因を考えてみて、そこを解決していくことが大切です。
リトミックは楽しくないと!
「のぞみ音楽教室」では、皆さんのお子さまの音楽人生を応援いたします!
何か聞いてみたいこと、ご相談がございましたら遠慮なくお問い合わせください。
公式ラインからでもお問い合わせできます。